裁量トレード手法の検証:TradingViewを活用した手動検証の手順

検証の方法

トレード手法の優位性を確かめるには、検証作業が欠かせません。検証を行うことで、自身のトレード手法の信頼性や効果を客観的に評価することができます。
私の場合、裁量トレード手法を採用していますので、検証作業は手動で行います。では、具体的にどのように検証を行うのかを説明します。

検証にはTradingViewというチャートツールを活用します。

手動でトレードの検証を行うためには、TradingViewのリプレイモードを活用します。
リプレイモードを使用すると、過去の株価データを1日単位で再生しながら、自分のトレード手法を実際に適用していくことができます。これにより、実際の市場状況を再現しながら、トレード手法の優位性を確かめることができます。

では、手動での検証の具体的な手順をご紹介しましょう。

検証の手順

1.TradingViewにログインし、チャート画面を開きます。チャートの形状を見て、検証の開始日を決めます。

2.TradingViewの画面上部のメニューにある[リプレイ]をクリックします。

すると垂直線が表示されるので、リプレイの開始日を指定します。これによって開始日以降のチャートが非表示となります。

3.チャートを進めたり戻したりするには操作パネルを使います。
①[前に]をクリックすると1日進みます。
②[再生]をクリックすると自動で日を進めます。
③[再生速度]で再生のスピードを調整できます。

④[一時停止]で再生を止めます。

⑤[ジャンプする]で垂直線が表示され開始日を再指定できます。
⑥[バーリプレイを終了]でリプレイを終了できます。

4.チャートを1日ずつ進めながら、トレードのルールにしたがってエントリーやエグジット(損切り、利益確定)をしていきます。日付や価格、損益はTradingViewには記録されないので、別途Excelシートなどに記録します。

5.最低でも20回のリプレイを行い、結果を分析し、トレード手法の優位性を確認します。期待値がプラスであれば優位性があるということです。

検証の記録

記録および分析用のExcelシートをダウンロードできるようにしておきます。自分用にカスタマイズして自由にお使いください。

以上がトレード手法の優位性を確かめるための検証方法です。ぜひ自身のトレード手法の検証に挑戦してみてください。安定した収益の実現や投資成果の向上につながるはずです。